既存のガソリン車より80万円高い
まず、ハイブリッド車は新車価格が通常のガソリン車と比べ、格段に高い。
各社のハイブリッドカーとガソリン車の価格差は平均して80万円にも登る。いくらハイブリッド車の燃費が高いとはいえ、この価格差を燃費の良さで埋め合わせようと思うのであれば10年間、年1万キロ以上走らせないといけないといった計算結果も出ている。

1人のユーザが1台の車を使用する期間は平均で5年といわれるが、その5年というスパンで考えると、米自動車情報サイトEdmunds.comがハイブリッド車の方が割高であると結論付ける分析結果を発表している[3]。車を頻繁に買い替えようとする人であればあるほど、ハイブリッド車を持つことで損をするようになるだろう。

さらに、日経マーケット・アクセスが行ったアンケート結果ではハイブリッド車の購入価格がガソリン車より20~30万円高いといったくらいなら買うだろうとされている。ユーザの方もハイブリッド車の割高感を認識しているようだ。


長期的な視点を
しかし、こういった分析はあくまで現状を鑑みたものである。将来的にユーザの地球環境への関心が高まり、ハイブリッド車をより多くの人が選ぶようになれば、生産コストが低下し価格が安くなることも十分に考えられる。
また地球環境を配慮した政策として自動車取得税、自動車税の減税、および補助金制度の拡充などが進んでくれば、いつかはハイブリッド車のコストがガソリン車のそれを下回る時が来るかもしれない。

ただ、あくまで需要の増加は地球環境に対する関心でしか望めず、コスト志向のユーザはハイブリッド車に手を出さないであろう。
コストを気にするのであればハイブリッド車に関しては「静観」がベストな選択だと考えられる。